カンペチェ

カンペチェを訪れるのに最適な時期は乾季の11月から4月で、この間は気温が25-30度程度と快適で、雨が少なく屋外活動に適しています。特に12月から2月は涼しく、クリスマスや新年のイベントが楽しめます。一方、雨季の5月から10月は高温多湿でハリケーンの可能性があるため避けた方が良いですが、観光客が少なく宿泊費が安くなるメリットもあります。ビーチや遺跡探訪をメインにするなら乾季をおすすめします。

カンペチェの必見アトラクションは、まずユネスコ登録の壁画都市の中心部で、ピンク色の城壁とサン・フランシスコ大聖堂を散策することです。海賊対策の要塞であるサン・カルロス要塞では、パノラマビューと博物館展示が楽しめます。また、周辺のエツナ遺跡はマヤ文明の壮大なピラミッド群で、日帰りで訪れられます。他にも、ビーチエリアのサハカン海岸や、伝統市場のバルカリアト市場で地元文化を体験。夕暮れ時のマレコン通りでのサンセットはロマンチックです。これらを組み合わせると1-2日で満喫できます。

カンペチェの地元料理は、カリブ海の新鮮なシーフードを基調としたメキシコ料理で、パンプキノ（カボチャのスープ）やエンパナーダ・デ・ジャバリーナ（子豚の肉入りのパイ）が名物です。シーフードパエリアやセビーチェのような新鮮魚介の皿が多く、トロピカルフルーツを加えたスパイシーな味わいが特徴。マヤの影響でトウモロコシやハバネロを使った伝統食も豊富です。レストランでは海沿いのテラスで味わえ、地ビールやメスカルと一緒に楽しむのがおすすめ。ベジタリアンオプションも増えていますが、シーフードが本場の醍醐味です。